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石綿規制値等の変遷からの教訓

有害物質についての法令による規制値、許容濃度の勧告値などは、当時の知見等に基づき最も妥当と考えられる値が設定され、新しい知見等に基づき改定されます。

最近大きな社会問題となっている石綿について、最新の規制値等を基準として過去の規制値等を振り返ると、規制値等設定の遅れ、過剰発がん生涯リスクレベルが1を超える(該当者全員が死亡する)など、有害物質による健康障害を予防するうえで、規制値等を判断基準とすることの問題点がみえてきます。

上記の問題点から、現時点では有害性が明らかでない物質についても、化学物質等による健康障害の予防対策を講じる必要があります。

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